花と山野草

秋の野山に清楚な花姿、ツリガネニンジン(釣鐘人参)はニンジンの仲間ではない!?

ツリガネニンジンという名を聞くと、ニンジンの仲間のように思われる方も多いのではないでしょうか。 花の形が釣鐘にそっくりで、雌しべがちょうど「舌(ぜつ)」という音の出る部分をかたどったようです。 花や葉を見る限り、ニンジンとは似ても似つかず連...
ふくしまの風景

月とススキに想いを馳せる夜、郡山市の逢瀬川にて

この写真は父も非常に気に入っていて、実家の写真スタジオにも飾られていました。 「逢瀬川の月とススキ 1978年郡山市」とタイトルの付いた写真データ。 今から45年も前の写真ですが、川沿いに群れるススキの穂を月が煌々と照らすさまは時を越えて息...
花と山野草

身近すぎて意外に知らないマリーゴールド。メキシコで愛される理由は?

カーラジオから流れてきた、あいみょんの「マリーゴールド」。 すっかり最近のミュージシャンには疎くなってしまったので、恥ずかしながら初めてフルコーラスを聴いたのですが、「いい曲だな」とほんのり幸せな気分になりました。 マリーゴールドはとても身...
花と山野草

秋の訪れを告げる萩の花、人との関わりは万葉の昔から

萩は秋の七草に数えられるように、秋の花というイメージが定着しています。 中秋の名月にススキと一緒にお供えする花として、また「おはぎ」や「萩の月」として連想される方も多いのではないでしょうか。 萩は「七草」に数えられますが、草ではなく落葉低木...
街歩き

1枚の写真から今昔を知る~巣鴨街歩き~

父の撮った写真フォルダを整理していたら、巣鴨の地蔵通り商店街の風景を切り取った1枚に心惹かれました。 振ってあるタイトルは「東京巣鴨地蔵通商店街食堂メニュー」。 手作り感のあふれるメニューと価格、どう見ても美味しそうな食事と喫茶のメニューに...
家庭菜園とガーデニング

猛暑に涼を添える、ゴーヤーのグリーンカーテン

父が撮った思い出の写真を振り返りながら記事を書いていますが、自身の日常も時折は記していきたいと思います。 猛暑日という言葉が一般的になり、熱帯夜が当たり前のようになって久しいですが、今年(2023年)は特に猛暑が厳しいように感じます。 西日...
ふくしまの風景

青い空に風車はゆれる、郡山市布引高原の風景とみどころ

福島県で最も広い湖、猪苗代湖の南側を車で走ると、風力発電用の風車がいくつも並んで回っている風景を目にします。 これは福島県の観光スポット「郡山布引 風の高原」です。 布引高原は日本最大級の風力発電施設である他、ひまわりやコスモスといった花の...
花と山野草

夏を告げるハスの花、蓮と人間との関わりは?

6月中旬から7月にかけて、梅雨も佳境に入ろうという頃、蓮の花が咲き始めます。 蓮というと、蓮の花の上に仏様が座している姿からか、仏教との関わりをイメージする方も多いかも知れません。 極楽浄土の象徴ともされる神聖な花ですが、その一方で地下茎は...
花と山野草

歌で知られる水芭蕉。水芭蕉とはどんな花?

水芭蕉(ミズバショウ)と聞くと「夏の思い出」の一節を思い浮かべる方も多いと思います。 尾瀬に行ったことがなくとも、湿原に咲く水芭蕉の花が眼前に広がる素晴らしい歌詞ですよね。 この曲を作詞した江間章子さんは、昭和19年に尾瀬を訪れた際に一面に...
花と山野草

雄国沼湿原のニッコウキスゲ~日光黄菅(ニッコウキスゲ)はどんな花?

6月の下旬になると、雄国沼ではニッコウキスゲの大群落が一斉に花を咲かせます。 この写真は、良く晴れた青空と山の稜線を背に、無数に咲き誇るニッコウキスゲを撮ったものです。 雄国沼は福島県の北塩原村にあるカルデラ湖で、周囲の湿地帯はニッコウキス...